来店して第一に発する言葉で多いのが、
「コーヒーの酸味が苦手です…。」
『酸味は酸っぱい。』
『モカは酸っぱい。』
と思っている方が多いようです。
そういうお客様には意地悪して(笑)、
モカイルガチェフィ(エチオピア)
クラシック・モカマタリ(イエメン)
なんかを出します。
これらは『酸味バリバリ』のコーヒーだ。
すると・・・
「これ、美味しい!」
・・・なんてことが多々ありますね。
さらに、
「これ買っていきます!」
・・・なんて展開も何度かあった。
こういう方々が勘違いしているのは、「コーヒーの酸味は酸っぱいものだ」と思い込んでいるということだ。
本来、コーヒー豆が持っている酸味は、「スッキリさせる」効果がある。
軽やかで後味スッキリ…といった感じだ。
『では、酸っぱいコーヒーって・・・なんで?」
それは、古くなって酸化した豆が出す酸味だ。
新鮮なコーヒー豆は酸っぱさなんてないのである。
新鮮なコーヒー豆の味をちゃんと味わってもらいたいものである。
新鮮なうちでないと、その豆が持っている「酸味」「苦味」「甘み」「香り」を味わうことができない。
もちろん、ここでいう『新鮮さ』とは、生豆の新鮮さではなくて、『焙煎してからの新鮮さ』である。
日常的に飲むコーヒー。
たかがコーヒー。
されどコーヒー。