珈琲の波(流行)

 

18世紀末にオランダから日本の長崎(出島)にコーヒーが伝わり、その流れも変化しつつあります。

 

〇ファーストウェーブ

19世紀から1960年代までの、大量生産・大量消費の時代。

・インスタントコーヒーも家庭に広まった。

・喫茶店の増加。

・珈琲豆の品質はお世辞にも良いとは言えなかった。

 

〇セカンドウェーブ

1960年代から20世紀末までに広まったアメリカ発信のシアトル系コーヒー。

・スターバックスやタリーズを筆頭に深煎り、エスプレッソベースの珈琲が流行。

・珈琲豆の品質は良くなってきたが、深煎りでどの豆も苦くしてごまかす傾向があった。

 

〇サードウェーブ

2000年以降、現在まで。

・カップまでのトレーサビリティー(豆の生産地、精製方法の明確化、焙煎方法、淹れ方)が向上。

 ・豆の品質が上がり、足りない味を補い合う「ブレンドコーヒー」から、他の豆を混ぜない「シングルオリジン(ストレート)」でそれぞれの豆の個性の違いを楽しむ時代へ。

・焙煎も深煎りではなく、浅煎り~中煎りで、その豆の個性(苦味、酸味、香り、後味…)を味わう。

 

〇フォースウェーブ

 ・これから新しい流行が来ると言われているが、定義ははっきりしていない。