珈琲と健康

「珈琲は体にいい。」

「カフェインは身体に悪い。」

 

珈琲に関しては、ぼんやりした噂がささやかれている。

 

さて、果たして珈琲は身体にいいものなのか???

 

結論から言うと、『健康にいい!!』・・・ということ。

 

何にいいかというと、

 

1.心臓血管の病気や心疾患のリスクを軽減する。

2.脳卒中になる確率が低くなる。

3.肝疾患、肝臓がんのリスクが軽減する。

4.パーキンソン病のような神経が収縮する疾患のリスクを軽減する。

5.Ⅱ型糖尿病になるリスクを軽減する。

6.あらゆる原因による死亡率を下げる。

                     ・・・のである。

       

これは、私の憶測ではなく、アメリカ・ハーバード公衆衛生大学院の教授らの研究で、

研究対象者は20万人。

研究機関は30年。

さらい、インディアナ大学医学部の教授の研究結果なのである。

 

研究対象者は、毎日1~5杯の珈琲を飲む。ただし、ブラックコーヒー。

 

あらゆる疾患のリスクを「軽減」するものであって、ゼロにするものではない。

 

 

では、珈琲の何が身体にいいのか???

 

珈琲の成分でまず思いつくのは、カフェイン。

でも、他にポリフェノールが含まれている。

ポリフェノールの一種のクロロゲン酸が多いのである。

 

・カフェイン・・・1~3%

・クロロゲン酸・・・5~10%

 

 このクロロゲン酸が、身体にいいのである。

抗酸化作用があり、身体のサビ(活性炭素による酸化)を防いでくれる。

 

 

ただ、飲み方で変わってしまう。

 

まず、ブラックコーヒーでなければならない。砂糖やミルクを入れると余計な糖分や脂肪分を摂ってしまう。

ス〇バのなんとかマキアートなどは。小さじ20杯以上の砂糖が入っている。

マ〇クのカフェモカも糖分が多い。

 

そして、カフェインによる覚醒作用。

意外と知られていないのは、深煎りの苦い珈琲の方がカフェインは少なく、浅煎りの方がカフェインが多い。

焙煎中にカフェインはとんでいってしまうからだ。

朝、すっきり出勤したい時は浅煎りの珈琲の方がいいのだ。飲んだ後、20分後くらいで効き目がでるそうだ。

 

さらに、珈琲を飲むと胃酸が多く出る。

なので、珈琲は食後に飲んだ方がいい。消化を助けてくれる。

逆に、空腹時に飲み続けていると、胃酸で胃が荒れる可能性もある。

 

最後に、利尿作用。

トイレが近くなってしまう。

夜、寝る前に飲むと、覚醒作用で目が覚め、トイレに行きたくなるということが考えられる。

 

・・・こういった珈琲の作用を理解した上で飲用すると、『健康にいい珈琲』になる。

適度に適量を飲むことを勧める。